旅行 − キラウエア・カルデラ −



ジャガー博物館からみたキラウエア・カルデラ
キラウエア・カルデラは、ハワイ火山国立公園の中でもっとも大きな火口です。周囲約12kmで教科書にも載せたいぐらい典型的なカルデラです。
このカルデラでは1982年以降の噴火はなく、平静な状態を保っています。火口の周囲はもちろんカルデラ内にもトレイルがあり、火口底のトレッキングを楽しむこともできます。

キラウエア・カルデラをトレッキングで楽しむには、少々広すぎるようです。車で移動し、いろいろな角度から眺めたりするのが無難でしょうか。キラウエア・カルデラ全景を眺めるのであれば、ジャガー博物館の展望台が一番でしょう。視界を妨げるものもなく、ハレマウマウ火口も間近に見ることができます。
キラウエア・カルデラを取り囲む崖は、ビジターセンターがある北東側が最も高く100mぐらいはありそうです。逆にハレマウマウ火口のある南側が最も低くなっており、クレーター・リム・ドライブに設けられた駐車場からの高低差もほとんどありません。キラウエア火口底にある2つのトレイルも、この駐車場につながっており、火口底に行くにはこの駐車場から進むのが一番容易です。もっともその行き先は、いずれもカルデラの東側になり崖を登ることになります。
トレイルと言っても道しるべなどはありません。草木のない場所ですから人の踏み跡も見つけにくく、どこがトレイルなのかよく分かりません。少し遠くからよく見るとトレイルは白っぽい筋に見えますから、トレイルに入る前によく観察しておき、地図とカンを頼りに進むことになります。

ボルケーノ・ハウスから見た早朝のキラウエア・カルデラ

激しく火山活動をしている場所はないようですが、硫黄を吹き出しているところがいくつかあります(ハレマウマウ付近に多い)。同時に有害なガスが出ている可能性があり、注意が必要です。
午前の天候は安定していますが、午後(特に夕方近く)になると天気が崩れやすいようで、雨に降られたりしますから雨具も携帯しておくべきでしょう。また霧に覆われ視界が極端に悪くなることもあります。

関連リンク

ハワイ火山観測所
ジャガー博物館を併設する、ハワイ火山観測所のホームページです。
Photo GalleryのTour of the Summit Calderaではキラウエア・カルデラの観光ポイントが紹介されています。


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