旅行 − ハレマウマウ −



東側から見たハレマウマウ
ハレマウマウはキラウエア・カルデラの中にできた深さ約70m、直径約900mの形の美しい火口です。ハワイの火の女神ペレは、今このハレマウマウに住んでいるとされています。


火口壁のそばにこんな亀裂が走っている
これならいつ崩落してもおかしくはない
ハレマウマウへはビジターセンターの方からトレイル(約3マイル)で向かうこともできますが、クレーター・リム・ドライブ沿いの駐車場まで車で行くのが便利です。駐車場から0.2マイルほど歩けば火口壁の展望台に到着します。ここからでも充分にハレマウマウ火口の迫力を感じることができますが、ここからトレイルをもう0.3マイルほど進んで火口の東側まで足を運んでみましょう。吹き出した硫黄に覆われた小さな丘や、火口壁のすぐ際まで近づくことができます。硫黄が吹き出している近くでは有害なガスが出ている可能性があり、火口壁にも柵など一切なく到底安全とは言い切れません。ハレマウマウに限った話ではありませんが、この国立公園内では個人の徹底した危機管理が求められます。冗談でも危険な行為は慎んでください。

現在ハレマウマウは、火の女神ペレが住む場所とされています。ハワイで火山の噴火は、女神ペレの怒りと考えられています。そのため噴火が起きる度に、怒りを鎮めようとペレに捧げ物をしてきました。この習慣は今でも続いているそうですが、良いことがあったときの感謝やお願い事をするときとかにも捧げ物をするそうです。火口壁の近くに花束などを見つけることができます。きっと火口の中にも多くの捧げ物が投げ込まれていることでしょう。

ハレマウマウからボルケーノ・ハウスに向かうトレイル
   
ハレマウマウの東側の丘 白っぽく見えるのは硫黄

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